「雲林ボランティア」新年の茶会の会場
2013年2月3日、「雲林ボランティア壬辰年(じんしんねん<みずのえたつどし>)新年の茶会」が本寺院の華厳閣(けごんかく)で催されました。「雲林ボランティア」の約200人が集まり、にぎやかに新年を祝いました。方丈(ほうじょう)の光泉大和尚(こうせんだいおしょう)も会場でみなと一緒に楽しく新年を迎えました
午後2時、茶会が始まりました。大和尚(だいおしょう)が会場に到着した時、ボランティアたちはみな立ち上がり、拍手で迎えました。大和尚は優しい笑顔でみなとともに新年を祝いました。そして、大和尚は次のように挨拶しました。「本寺院のボランティアの団体が成立してまだ一年弱ですが、その貢献と社会の人々の反応は多大なものがあります。在家の弟子、居士(こじ<在家の信徒>)も出家者も『発菩提心』(ほつぼだいしん<悟りを求め仏道を行おうとする心をおこすこと>)がもっとも大事なことです。私たちはこの菩提心を日ごろの学習や仕事や生活の中に実践し、さらに、私たちの些細な言動もこの心に従って行えば、必ずや大きな利益がもたらせると思います。」とこのように語りかけました。
ボランティアたちに囲まれた方丈光泉大和尚
大和尚はさらにボランティアたちに開示しました(かいじする<教えさとすこと>)。「仏教の提唱する『孝』はいわゆる『親孝行』の『孝』ではなく、さらに大きな『孝』です。仏弟子(ぶつでし<仏教徒>)は自分の生死を了脱する(りょうだつする<心中によく悟り、ここから離脱すること>)だけではなく、修行の功徳を六道輪廻(りくどうりんね)のあらゆる父母に回向(えこう)します。浄土に往生し(極楽に生まれ変わること)、極楽の楽を楽しんでもらうのがもっとも大きな孝で、本当の孝です。現在、『雲林ボランティア』という学仏修行の大家庭に入っている皆さんは、この大孝(だいこう)を実現するために、よく仏教を学び、修行するようにしてください」とこのように開示しました。
開示している光泉大和尚
大和尚の開示を聞いて、ボランティアたちは醍醐灌頂(だいごかんちょう<仏の香り高い最高の教えが頭から降りそそぐこと>)のように、大いに喜び、信心が湧き起こり、自利利他(じりりた<自利とは、自己の修行により得た功徳を自分だけが受けとることをいい、利他とは、自己の利益のためでなく、他の人々の救済のために尽くすことをいう>)の菩提心が固まりました。
大和尚が開示した後、ボランティアたちは歌、踊り、越劇(えつげき<古代越の国の劇>)、七弦琴、琴、漢詩朗読などを披露しました。また茶道、武術、書道の実演もありました。茶会の進行中、ゲームや抽選もありました。抽選会では、一等賞は3名、二等賞15名、三等賞30名がそれぞれシルクの大和尚の書、豪華な包装の『金剛経』、精美な「人生一字禅」(じんせいいちじぜん<最も大事な仏教の教えを書いた一字>)のしおりをもらいました。
楽しく歌を歌うボランティアたち
棍棒術(こんぼうじゅつ)の武術の実演
踊りの表現
中国茶道
七弦琴(しちげんきん)と琴(こと)の演奏
ゲーム
抽選会
12739 人数