ハーバード大学で仏教文化について演説する本寺院住職の光泉法師
歓迎の挨拶をするハーバード大学東アジア言語文明学部のJames Robson教授
光泉法師が佛法を弘法(ぐほう)する
霊隠寺の仏教文化を示しながら説明する
2013年9月5日の午前(現地時間の4日の夜)、中華仏教会の要請を受け、本寺院の住職である光泉法師が30人以上の法師を率いて、アメリカに赴き、当地の仏教会と文化交流をした。それから、ハーバード大学の科学センターで「仏教芸術と世界平和」について講演を行った。
ハーバード大学東アジア言語文明学部のJames Robson教授が大学を代表して、歓迎の挨拶をした。ハーバード大学(漢字では哈佛大学と書く)には「佛」という一字がある。このことを話題にして、教授は挨拶の中で、仏教と縁があるのではと明示し、中国で有名な古刹霊隠寺の住職である光泉法師をお招きして、仏教文化について講演をしていただくことは、本当に幸運なことであり、また名誉なことであると語った。
光泉法師は二時間にもわたり、講演を行った。絵や写真を示しながら、同時通訳で仏教の伝播中に見られる仏教文化の発展と変遷、仏教文化と民族文化の結合によって生まれた仏教芸術などを紹介した。さらに、仏教文化と中国文化との融合を具体的な例として紹介した。例えば、霊隠寺の祖師である永明延寿大師が「万善同帰」の思想を提唱し、違う宗教の間では互いに包容し合い、融合し合うことを提唱したことなどが、教派の衝突、文明衝突などの国際問題の解決に参考になることなどである。
受講者たちは、アメリカがシリアに軍事介入の方針を決めたということにつて、光泉法師に聞いた。光泉法師は「仏教は慈悲を提唱し、殺戮に断じて反対する。シリアは化学兵器を使用してはいけない。またアメリカは軍事力でもって問題を解決してはいけない。暴力と殺戮の中で苦しんでいるのは他でもない普通の民衆だから」と答えた。
留学生で他の大学からきた受講者の鄢嫣女史は、光泉法師の講演を聞いて、「これは全く仏教文化と世界平和の談話であり、西洋文明と東方文明の融合です」と光泉法師の講演を讃えている。
今後数日間も光泉法師一行はニューヨークで講演と茶会をする予定である。それをもって、アメリカ人、アメリカ社会に中国仏教文化の広大さと深遠さを開示し、語りかける。
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