霊隠寺第六回「雲林杯」囲碁対抗戦
開会の挨拶をする霊隠寺の監院衍空法師
碁石を置く霊隠寺囲碁チームの覚亮法師
対抗戦の様子(霊隠寺)
大局を観る
真剣に碁石を置く
豆棋士と法師とのペア
優勝者リストを発表する審査員
霊隠寺住職の光泉大和尚が賞を授ける
光泉大和尚(中央)とチャンピョンの自愚法師、張越然女史
2014年2月21日、霊隠寺の主催、杭州仏教囲碁文化交流センターの開催で、雅布バイオロジカルサイエンス株式会社が後援する第六回「雲林杯」囲碁ペア対抗戦の開会式が杭州市内の浙江賓館で行われた。霊隠寺の監院である衍空法師が開会の挨拶をし、全国各地から70名以上の法師と囲碁愛好者が開会式に出席した。
21日の夜7時、開会式は浙江賓館の「桂雨庁」で挙行された。監院の衍空法師が霊隠寺を代表し、第六回「雲林杯」囲碁ペア対抗戦に参加する選手たちに感謝の意を表した。
開会式後、抽選が行われ、第一回戦のメンバーが決定された。今回の対抗戦では累計得点の多さを勝負の基準とする規則が採用された。32のチームが三回戦を行った末、得点の一番多い選手が優勝するすることになった。
22日、霊隠寺で試合が始められた。霊隠寺囲碁交流センターの法師たちや、王汝南氏、曹大元氏、陳世振氏、陸軍氏、杭天鵬氏、毛昱衡女史、張越然女史等のプロの選手たち、及び各界のアマチュアの選手がそれぞれ一手を交えた。
当日の試合現場は、選手たちは静かに囲碁を打っていたが、基盤の周りには静かで落ち着いた禅意が溢れていた。試合では普段の勝負への執着が少なくなり、選手の心の中には試合のことだけしかなかった。勝敗を気にしなければ、腕が十分発揮できるのであろうか、上海桃李園実験小学校からきたわずか10歳の選手、周俊合君が特に際立っていた。年下であるにもかかわらず、もうアマチュア4段である。碁の打ち方も確実で経験豊富で落ち着いていた。
午後4時ごろ、二日間の対戦で、五名の優勝者が確立した。霊隠寺の自愚法師とアマチュアの選手張越然女史が最終的に優勝し、チャンピョンとなった。霊隠寺の住職光泉大和尚が閉会式に参加し、優勝者に賞を授けた。
囲碁と仏教は人類の歴史文化の流れに深い人文的な心で互いに融合し、社会的な役割を果たしててきた。六回にわたって霊隠寺「雲林杯」囲碁戦を成功裏に主催してきたことは、囲碁交流の国内のプロ選手とアマチュア選手に競技し合い、技を高める場を提供し、杭州仏教とプロ棋界との交流を深め、杭州仏教界の囲碁文化のレベルを高める。また杭州仏教に内蔵している伝統文化をも豊富にすることができ、包容、感恩、縁結びの精神的な価値を広く伝え、より多くの人々に囲碁の魅力を理解してもらう。これによって囲碁に生命力が溢れるようになり、同時に、これらの試合をきっかけに、霊隠寺囲碁センターが霊隠寺を出て、社会に入り、人々の生活の中にに入る。こうして、現代出家者が芸術活動に参加し、時代とともに進歩していくイメージを展示することができるのである。
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