2015年3月7日、第七回「雲林杯」囲碁招待試合が、禅意溢れる千年の古寺、霊隠寺で開催された。この日、玉蘭の花が美しく咲きみだれた霊隠寺に、シンガポール囲碁協会、中国美術学院、山西太原白雲寺、杭州霊隠寺囲碁文化交流センター及び浙江省、杭州市各界から囲碁愛好者たちが集い、プロ選手の王汝南氏、曹大元氏、華学明氏、毛昱衡氏、張越然氏たちと碁を打ちながら、禅の心を悟った。杭州市仏教協会会長で、霊隠寺住職の光泉大和尚が今度の試合に先立ち、特に「見棋不是棋(棋が棋でないのを見る)」という書を額にしたため、開幕式で「禅とは何か。禅は言い表せないものである。言ってしまったらもう言いすぎ、参悟が必要だ」という禅意のこもった挨拶をした。
二日間で五回戦にわたって行われた今回の「雲林杯」囲碁招待試合は、3月8日に成功裏に閉幕した。今度の囲碁活動で、選手たちは「見棋不是棋(棋が棋であるのを見る)」というテーマをより深く理解した。それは、まず棋をもって心を観察することである。つまり、黒白の打ち合いの中で念の生起と消滅を観察する。うまくいく時、慢心を調服し、うまくいかない時、自心を平和させる。また、棋をもって道に入ることである。つまり、碁を打っている人はだれかを了知し、禅法をもってそれを関照し、ただいまの静心一念を参悟する。
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