2015年3月12日、霊隠寺により乙未の年、初めての放生会(ほうじょうえ)が銭塘江の畔で挙行された。霊隠寺の常住僧、居士、信者たち約200人が参加した。法会は霊隠寺住職の光泉大和尚が主導し、ご縁のある衆生に加持し、荘厳な放生会の儀式をもって三宝に帰依し、苦を離れ、楽を得る衆生を引導した。
放生は仏教における伝統的な慈悲護生の善行の一つであり、佛弟子が修学を実践するもっとも重要な実践である。放生会を円満に進行するために、法師とボランティアたちは数回にわたって現地へ足を運び、また、漁業関係者に銭塘江流域に適した魚類を尋ねておいた。その結果、鰱魚、鮒、比良魚が天然の川や天然の湖に最も適する魚類だとわかり、鰱魚、鮒、比良魚を放生用の魚類に選んだのである。今度の放生会では三種類の魚、合わせて12万匹、合計7000kgが放生された。
放生することは居士の慈悲心を育てると同時に、銭塘江流域の水質を改善し、生態環境を良好にし、生物の多種多様化と生態平衡に大いに役立つと考えられる。
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